ファインダーは追憶の小窓

写真が好き。だれでも気になる小さなことや奥深いこと。そんなことを皆さんと一緒に考えて写真について深めてみたいと思います。

フォトグラファー語録

古今東西のフォトグラファーたちの語録の一部をピックアップしてみました。
共感されるものがあるかもしれませんし、異論のあるものがあるかもしれません。
非常に有名な名言も含まれていますので、もしご興味があればお目通しください。


「写真は動作中の諸要素が見事に釣り合う瞬間をとらえ、その均衡を不動のものにしなければならない」
アンリ・カルティエ=ブレッソン

「写真っていうのはいい被写体が来た、って思ってからカメラ向けたらもう遅いんですよ。その場の空気に自分が溶け込めば、二、三秒前に来るのがわかるんですよ。その二、三秒のあいだに絞りと、シャッタースピード、距離なんかを合わせておくんです。それで撮るんですよ。」
木村伊兵衛

「君の写真が傑作にならないのは、あと1歩、被写体に近づいていないからだ。」
ロバート・キャパ

ライフ誌からの専属カメラマンのオファーを断った時の返答
「写真家には雑誌のために写真を撮るひとと、自分の興味あるものを撮影しそこから何事かを得るひとの二種類があり、わたしは後者に属します」
エルンスト・ハース

「小型カメラで仕事をしていると、物がいつも動いているのが見える。そこで、あなたもそのなかへ動いていくべきなのだ。ビューファインダーで見る光は、社会的な生活風景のなかでは非常に早く変化する。たくさんのことが、ほんの1,2分のあいだに起きる」
リー・フリードランダー

「とにかく数を撮ることだ」
森山大道

デジタルカメラとは?との問いに
「写真家の行為じゃない」
中平卓馬

「いい写真というものは、写したものではなくて、写ったのである。計算を踏みはずした時にだけ、そういういい写真ができる。ぼくはそれを、鬼が手伝った写真と言っている」
「風景に向かって手も足も出ない、そのまま撮ってくるというようなやり方では、新しい今の風景写真は作れない。作者自身の日本の風土というものに対し、民族というものに対し、伝統というものに対してはっきりした定見をもっていかなければ撮れない」
土門拳

「見るという単純なことが楽しくて仕方がないときがある。そんなとき、警察官が自分が道路を横断するために車を止めてくれたときのように、鳥の羽根のような軽やかな気分になる。こんな溢れ出る気持ちを誰かと分かち合いたいと考えると、とても高揚した気分になる。こうした瞬間の記憶は、私の中では最も大切なものである。それはたぶん、そんなことはほとんどないからであろう。あちらで100分の1秒、こちらで50分の1秒と写真を撮り、それらの写真数十枚をまとめて写真集にしたとしても、結局のところ、それらはせいぜい3秒程度の時間に過ぎない。しかし、それは永遠から搾り出された3秒間である」
ロベール・ドアノー

「私は、写真は写真を撮る者の人生経験を反映していると思う。白黒写真でやっていくことが可能であることが分かると、私はカラーを使うことをやめた。白黒写真はより微妙な表現ができる。そして、暗室作業の中で、私は写真を撮っているときに感じたことを再現することができる。カラーは生々しすぎるし、暴力的だ。白黒写真は想像やイマジネーションを可能にする。」
セバスチャン・サルガド

「修正は一切していない、コンピュータ処理も行っていない。私は自分の目で見たものを撮ってきた。」
ヘルムート・ニュートン

「ライカのような、単純な、レフレックスでない、被写体を直接見るカメラと、一眼レフとの間には、大きな違いがある。一眼レフだと、カメラの中で絵作りをしてしまいがちになるが、ライカのようなカメラだと、まず被写体をよく見なくてはならず、それからその周りにフレームをつけていくのだ。レンジファインダー・カメラはまた、ピント合わせが素早いとか、より静かとか、より小さいとか、他にも利点はあるが、これらは上のような一眼レフとの根本的な違いと比べれば、とるに足らないものである。」
エリオット・アーウィット


上記の語録は、僕自身が自分をインスパイアするために集めたものですので、ちょっと僕の主観的収集になっているかもしれません・・・
その点はご容赦くださいね(笑)
さて、何か気になった言葉はあったでしょうか?

  

 
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ライカデジタルWORLD(2) LEICA SL/M10/TL2/Q (日本カメラMOOK)
価格:2376円(税込、送料無料) (2019/6/30時点)

楽天で購入