ファインダーは追憶の小窓

写真が好き。だれでも気になる小さなことや奥深いこと。そんなことを皆さんと一緒に考えて写真について深めてみたいと思います。

フルサイズは必要か?

なんだか年末からずっと忙しくてブログの更新もまったく手につかずに、年始の今になってやっと時間が取れました。
久しぶりに記事を書くので、つらつらと思うところを書いてみます。

僕はデジタルやフィルムのカメラをたくさん持っていて、ずいぶんと今までに整理はしてきましたが、それでも十数台のカメラが防湿庫に入っていると思います。(最近は勘定したことがありません)
ただ、最近はフィルム現像に出すのが面倒になってきたことからフィルムカメラを使うことはほとんどなくなってきました。

デジタルカメラだと、最も出動機会が多いのがRICOH GR、旅行などに持ち出すのは FUJIFILM X-E1です。

以前はデジタルカメラでの撮影にはEOS 5DMarkⅢを使うことが9割を占めていました。

でも、最近はデジタル一眼レフの重さに閉口してしまって、よほどの時にしか持ち出さなくなってしまいました。

一番最近では、夏に行ったブルーインパルスの撮影の時で、それ以来、スイッチも入れていない状態です…。(機材一式、もうメルカリに出そうかとも思っています)

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5D MarkⅢにて撮影


で、フルサイズで撮った写真とAPS-Cで撮った写真を見比べたときに、「あぁ!やっぱり5DMarkⅢはすごいなぁ!!フルサイズの威力炸裂だぁ!!」と思うことってまず無いんですよね。
2つのカメラの決定的な違いを感じるのは、高感度の部分が8割くらいで、あとの2割は画素数の違いによる画像の繊細さくらい。
素数の違いは、たまに分かるかなーという程度ですから、ほとんど高感度の差くらいしか僕的には体感できていないのかもしれません…
僕のウデがヘッポコことは分かっていますが、これってどうなんでしょ?

自分の写真を見比べること以上に、ネットや友人の作品を見ていてもそう思うことが、ままあります。
趣味で撮っておられるとはいえ、皆さんの作品には唸らされることが多いです。
以前も書きましたが、iPhoneなどのスマホで撮った作品でも素晴らしいものがたくさんある…
なので「フルサイズのカメラだから、それだけでもすごいアドバンテージがあるよ!」とは、どうも言えそうにありません。

そりゃ、フルサイズはAPS-Cよりもセンサーは大きいからボケの量も多少は多くなりますし、高感度特性も有利になります。
だけど、APS-Cカメラよりも10万円以上高いカメラをわざわざ買うだけの決定的なメリットはどこにあるのかなー?と思ったりしてしまうのです。
10万円で1本いいレンズを買うっていうことの方がいいかも?と思ったりもしたりして。

 

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iPhone Xにて撮影


もちろん、フルサイズカメラがダメって訳ではないんですよ。
50mmレンズを50mmとして使えるのはとっても楽だし、これからもなんだかんだ使っていくと思います。
でも長年使っていて冷静に考えてみると、いろいろと思ったりするんですね。
わざわざ重いカメラとレンズ一式を肩に担いでヒーコラ撮影に出かけるのと、コンパクトなカメラでサッと撮りにいくのと、どっちが楽しいだろうって。

描写力で言うと、SIGMAのカメラなんか独特でとてもキレイなので、他のカメラと比べて、ひと目で描写の差が分かるんですがねぇ…

iPhoneなんていつも持ち歩いてますし、これでも十分撮れますし…

これって結局どうなんでしょうね???