ファインダーは追憶の小窓

写真が好き。だれでも気になる小さなことや奥深いこと。そんなことを皆さんと一緒に考えて写真について深めてみたいと思います。

X-Pro3≒レンジファインダー

「ライカのような、単純な、レフレックスでない、被写体を直接見るカメラと、一眼レフとの間には、大きな違いがある。一眼レフだと、カメラの中で絵作りをしてしまいがちになるが、ライカのようなカメラだと、まず被写体をよく見なくてはならず、それからその周りにフレームをつけていくのだ。レンジファインダー・カメラはまた、ピント合わせが素早いとか、より静かとか、より小さいとか、他にも利点はあるが、これらは上のような一眼レフとの根本的な違いと比べれば、とるに足らないものである。」

f:id:hirosan0902:20200812102026j:image

これは私が好きなフォトグラファーの一人、エリオット・アーウィットの言葉。
レンジファインダーカメラではないけれど、X-Pro3の素通しの光学ファインダーはほぼ同じことが言えると思う。
ブライトフレームの外側が見えるということは、スナップショットにおいて重要なこと。
単に懐古的デザインというだけではなく、それがこのカメラを気に入っている最大の理由です。

今現在で知る限りでは、素通しのファインダーがあるカメラは、このX-Pro3と同じくFUJIFILMのX-100か、あとはライカくらい。

イカなんてレンズまで入れると100万円のオーダーだから一般庶民には高嶺の花です。

その意味でもX-Pro3というカメラはとても貴重な存在だと思うんです。

ユーザーを選ぶカメラだとは思いますが、ある意味では唯一無二の存在ですから、出来るだけたくさんの方に愛されてほしいカメラだと思っています。