ファインダーは追憶の小窓

写真が好き。だれでも気になる小さなことや奥深いこと。そんなことを皆さんと一緒に考えて写真について深めてみたいと思います。

レンズとカメラの保管はどうする?

今年も毎日暑いですね…

梅雨は長くてジメジメしていましたし、開けたら一気に猛暑。

これでは身体もバテてしまいますよね。

僕は、外に写真を撮りに行こうという気すら萎えてしまっています(笑)

でもそんなふうにカメラを持ち出さないとき、皆さんはどのように保管していますか?

 

以前、友人からこんな話を聞きました。

「タンスの引き出しを整理していたら、古いカメラが出てきた。どうもおじいさんが昔使っていたものらしい」

で、このカメラはなんと無事に使えたらしいのですが、まぁこのカメラはタンスに保管されていたのか、忘れられていたのか分かりませんけれど、保管だとすれば一番やっちゃいけないことですよね。

 

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ご承知の通り日本は高温多湿の風土です。

食品でもそうですが、マンションでは壁紙やカーテンなんかにもカビが生えるくらいです。

なので、保管方法が悪いとカメラにもカビが生えることはよくあることです。

特にレンズは表面にコーティングが施してあるので、そこにカビが生えてコーティングがダメになってしまう、ひどい時はレンズがオシャカになることもあります。

だから、タンスの中とか机の中に大切なカメラやレンズをしまい込むということは、かえって湿度の保たれやすい環境に保管することになるわけで、せっかくのカメラやレンズにダメージを与えてしまいかねません。

 

ではどのように保管すればいいのでしょうか?

コンパクトカメラ1〜2台程度であれば、ケースから出して風通しの良い場所に置いておくだけで全然違ってきます。

たとえば陽の当たらないように出窓に置いておくとか、机の上でもいいと思います。

実は、僕の家内のEOS Kiss7は高倍率ズームをつけっぱのまま、いつも机の上に置きっぱなしにしています。

 

でも、一眼レフなどのシステムカメラを使ってレンズもだんだんと増えてきている方には、防湿庫での保管をお勧めします。

ただ防湿庫と一口で言っても、本格的なものから簡易的なものまでなタイプがあります。

レンズが数本程度の方であれば、本格的な防湿庫よりも防湿ボックスの方がリーズナブルです。

もしくは、密閉性の高い衣類用のプラケースをニトリなどで買ってきて防湿剤を入れるだけでも全然違います。

一方、カメラ用の防湿ボックスでは湿度計がついているものが多いので、防湿剤の劣化状況がすぐに分かりますから、できればこちらの方が おすすめです。

 

それでは、それなりにレンズやカメラが増えてしまった場合はといえば、やはり防湿庫での保管がベストです。 

僕の場合、最初は防湿ボックスにカメラとレンズを保管していましたが、それが2個になり、いちいち防湿剤を取り替えるのが面倒になったことと、やっぱり防湿ボックスでは中に入れるレンズやカメラが雑然となってしまうことから、奮発して防湿庫を購入し、今でもその中に相当数のレンズとカメラを保管しています。

防湿庫は電動で庫内の湿度を一定にしてくれますから安心ですし、おもて面がガラス張りなので中に何を入れているか一目瞭然なのが便利です。

 

防湿庫も容量によって値段が違ってきますが、大は小を兼ねるということもあるので多少余裕を持って購入される方がいいと思います。

 

 

カメラもそうですが、システムを組んで行くとき、レンズは資産になります。

せっかく気に入って使っているカメラやレンズが、少しの間の管理の悪さでカビてしまって修理に出さなくてはならなくなると気が滅入っちゃいますよね。

面倒かもしれませんが、やっぱりきちんと収納していつも気持ちよく撮影に臨みたいものです。

いつも机の中にしまっている方であれば、ぜひご一考してみてください。