ファインダーは追憶の小窓

写真が好き。だれでも気になる小さなことや奥深いこと。そんなことを皆さんと一緒に考えて写真について深めてみたいと思います。

コラム

ある報道写真家について

ピューリッツァー賞受賞後に自殺したケビン・カーターという報道カメラマンについて。 彼は飢餓地帯であったスーダンで撮った「ハゲワシと少女」という写真でピューリッツァー賞を受賞したのですが、この写真を巡って「報道か人命か」という論争が巻き起こり…

フォトグラファー語録 その2

再び、書籍やネットなどから拾い集めたフォトグラファーの語録を紹介します。前回に引き続き、僕の主観で集めた言葉なので、その点ご容赦ください。※前回分をご覧になりたい方は下のリンクをご覧ください。 hirosan0902.hatenadiary.jp 「最高の写真、いつま…

1/500

1/125秒。 それは写真家エリオット・アーウィットが最も愛するシャッタースピード。では、自分は・・・振り返ると、愛しているわけではありませんが1/500秒をもっともよく使っています。理由は単純で、レンズシャッター機とISO400フィルムを多用しているからに…

レンジファインダーという選択。

最近はカメラにあまりこだわりがなくなったので以前に書いたようにiPhone Xで写真を撮ることが多くなりましたが、以前は基本的にはコンパクトカメラかレンジファインダーカメラばかり持って出ていたなぁという気がします。 気がするだけでなく、実際そうだっ…

「切り取り」について思うこと

「いい切り取りですね」僕の写真を見た方から、こういうお褒めのコメントを頂くことがあります。確かに写真は眼の前の事象を“切り取る”ものです。が、“切り取る”というのは一体どういう行為なんでしょうか?情景の一部を単に切り取っているに過ぎないのであ…

明るいレンズ?

「明るいレンズ」とよく言いますが、これはだいたいF2.8とかF2よりもF値が小さい大口径レンズのことを指しますね。確かにF値が小さいほど光量が確保されるので「明るいレンズ」とは言い得て妙なんですが、昔は大口径レンズのことを「ハイスピードレンズ」と…

写真とカメラとレンズと。

巷では新型のカメラやレンズが発表されると、「解像度がどうの」とか「高感度がああだ」とか「周辺光量落ちがうんぬん」だとか果ては僕には理解不能な電子専門用語で「○□△×回路が▽◎■なので、このセンサーは※▲☆なんです」などという込み入ったスペック論議な…

「ボケ」は必要?

「一眼レフやミラーレスカメラが欲しい!」 という方がなぜ本格的なカメラを買いたいと思うのか、その欲求の最大の要素は「ボケ」のある写真が撮れることもあると思います。 ボケの本質は、ピンボケの部分ということなんですが、光源などが丸ボケしたり被写…

敬愛する写真家より。

僕の大好きなフォトグラファーの一人であるエルンスト・ハース。1993年に日本で開催された「エルンスト・ハース展」の作品目録を入手しました。もちろん、彼の作品は素晴らしいのですが、その中に彼の語録もいくつか作品と同時に掲載されていたので、それを…

フォトグラファー語録

古今東西のフォトグラファーたちの語録の一部をピックアップしてみました。共感されるものがあるかもしれませんし、異論のあるものがあるかもしれません。非常に有名な名言も含まれていますので、もしご興味があればお目通しください。「写真は動作中の諸要…

被写界深度

今から20年くらい前、初めて自分で一眼レフを買った。ミノルタα7700iだ。標準ズームと300mmの望遠ズームにストロボを一緒に買って、確か20万円くらいだったと思う。子供のころに親父の持っていた一眼レフを何度か撮らせてもらい、なんとなく「いつか自分も一…

写真はお好きですか?

皆さん、こんにちは。 写真が好きなひろさんです。 以前は随分とカメラやレンズを持っていました。 もちろん、デジタルカメラやフィルムカメラ、一眼レフとか二眼レフとかレンジファインダー、35mmから中判も、いろんなカメラを使ってきました。 でも、いま…